白髪を見つけたら抜いてもいい?「抜いたら増える」の噂の真相は?


目立つ白髪を見つけて、鏡を見ながらエイッと抜いてしまった経験をお持ちの方も少なくないはず。その後「さっき洗面所で鏡を見たら、白髪を見つけたから抜いちゃった!」とお友達やご家族に話して、「白髪は抜くと増えるって言うから、あまり抜かない方がいいよ」と指摘された経験がある人も多いでしょう。
そのような背景もあり、白髪を抜くことにはなぜか抵抗や罪悪感がともなってしまうもの。それでもついつい抜いてしまうという皆さんのために、この記事では「白髪を抜くことは良くない」といわれる本当の理由について検証してみましょう。

「白髪は抜くと増える」は本当?

実に聞く機会の多い、「白髪は抜けば抜くほど増えてしまうから、抜いてはダメ」という忠告。でも、なぜ抜くことで白髪が増えるのかについての説明はない場合がほとんどでしょう。
実際のところ、「白髪は抜くと増える」という説に、科学的・医学的な根拠は全くありません。白髪ができる原因は、毛根部分でメラニン色素を作り出す機能が、老化やストレス・栄養不足などの影響で弱まってしまうから。ゆえに、特定の毛を1本抜いたからといって、他の髪の毛が影響を受けて白髪になるということは考えられません。

でも、白髪は1本見つけると他にも見つからないかとさらに探したくなるもの。白髪が増え始める時期とも重なるケースが多く、「1本見つけて抜いたのに、全然白髪が減らない!」と感じてしまうため、「抜いたせいで増えたのかも!?」と思い違いをしてしまうことが「抜くと増える」説の発端ではないかといわれています。白髪を抜いたことが原因で、周りの毛もどんどん白髪になってしまうことはまずないでしょう。

白髪を抜くことが、髪や頭皮に良くない理由

「白髪は抜くと増える」という説に根拠はないと分かりましたが、「それじゃ、白髪は見つけたらどんどん抜いてもいいの?」と考えてしまうこともまた早合点です。白髪を探すことが楽しいと感じてどんどん抜いてしまう…という人もいるようですが、積極的におすすめはできません。

腕や脚のムダ毛を無理にごっそり抜いたら赤くなり、ヒリヒリしてしまった経験がある人もいるかもしれませんが、同じように髪の毛を抜くと頭皮も刺激を受けます。毛穴周りの皮膚や血管を傷つけて、炎症を起こしてしまうことも少なくありません。しかも、それを何度も繰り返すことで毛根部分の細胞が傷んでしまい、次に生えてくる毛を健康に保てなくなる可能性もあります。どんどん髪が細く弱くなってしまったり、薄毛の原因になったりすることも。いずれにせよ、白髪を無理に引っ張って抜くことには、一時的な見た目以外でのメリットは期待できません。

結論はやはり「白髪は抜かない方がいい」!

「近所の美容院や理容院では、白髪抜きサービスを行っている」「海外旅行したとき、現地で白髪を抜いてくれる店に行ったら気持ちよかった」という声もありますし、白髪を抜くことが好きでやめられないという意見もあちこちで見かけます。
それらを絶対にやめた方がいいとは言い切れませんが、医学的にはやはり成長期にある毛髪を無理に抜くことにはリスクがともないます。

白髪を見つけても抜かないにこしたことはありませんが、白髪のまま我慢し続けることはストレスにつながり、白髪をさらに増やす原因になりかねません。白髪を可能な限り抜かずに対処したいときには、簡単にできる以下のような白髪対策を検討してみるとよいでしょう。

1.一時的な白髪隠しを使う

生えぎわなどの気になる白髪には、「白髪用マスカラ」「白髪かくし」などの名称で販売されている一時染毛料があります。クシ・ブラシ状の本体を使い、色のついた液体を塗って部分的な白髪を隠すアイテムで、使用手順も楽なうえシャンプーなどで落としやすい点も特長です。外出の前や忙しい朝などにもサッと白髪を隠せますから、自毛に合った色を1つ持っておくと重宝するはずです。

2.白髪の根元付近から切る

数本程度の気になる白髪だけをなんとかしたいなら、さしあたりハサミで目立たない程度にカットしておく方法もあります。鏡などで確認できる部分を自分で切るときは、周りの髪も一緒に切ってしまわないよう気をつけて下さい。自分では見えない部分の白髪は美容院に行ったときにお願いするか、ご家族や知人に切ってもらうとよいでしょう。

3.白髪染め用のカラートリートメントで対策する

従来の白髪染め料は刺激が強く、頻繁に使うと髪や頭皮を傷めやすくなる可能性もあります。ダメージが気になるなら、ヘアケア成分が主体で頭皮や髪におだやかなカラートリートメントを使う方法もおすすめです。乾いた髪に塗布して1回できれいに染まるものや、シャンプー後のトリートメント代わりに毎日使うだけで徐々に白髪をカバーしてくれるものなど、種類も豊富になっていますから、ご自分の好みやニーズに合ったものを選ぶとよいでしょう。

白髪対策の方法は以前に比べると格段に増え、選択の幅も広がりました。美容の面ではにっくき白髪といえども、大切な髪の毛の一部と考えて抜かずになんとかしたいもの。これ以上増やさないようストレスや栄養面にも気を配りつつ、生えてしまった白髪は髪や頭皮にやさしい方法でケアしていきたいですね。

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