白髪の原因

年齢?ストレス?それとも体調?白髪の原因を徹底チェック!


「若いうちから白髪が多い」「突然白髪が急に増えた」など、白髪に関する悩みを抱えていませんか?人に相談するのもなかなか難しい問題ですし、お友達や家族に白髪の存在を指摘された日には、もうその事実をなかったことにしたいくらい落ち込んでしまうという人もいるはず。
でも、白髪の原因を知っておけば、これ以上増やさないための予防や対策の方法も考えられます。年代・生える場所などさまざまな状況による白髪の原因をおさらいし、これからはポジティブに白髪と付き合っていくことを考えてみませんか?

老化することで、なぜ白髪になるの?

一般に、加齢による老化で白髪は生えるといわれます。年齢を重ねることで、毛根部分の細胞のはたらきが弱まり、髪に色を付けるメラニン色素を生み出す機能が衰えることで髪が白いまま生えてきてしまいます。これが、加齢によって白髪が生えるメカニズムです。

加齢を避けることは誰にもできませんが、細胞そのものの衰えを防いで活発な状態を保つことで、理論的には白髪が生える時期を遅くできると考えられます。食生活に気を配り、睡眠をしっかりとって規則正しく生活することや、喫煙や過労をしないようにすることはもちろんですが、適度に身体を動かして運動する習慣をつけることも、細胞を活発な状態に保つためには大切です。

10代~20代からの若白髪の原因って?

通常、白髪は年代でいうとおおむね40代ころから目立ち始めるといわれます。しかし20代や、もっと若い10代のころからすでに白髪が多いことでお悩みの人も少なくありません。それらは「若白髪」と呼ばれ、お子さんの白髪を気にされている親御さんも多いかもしれませんね。

若白髪の主な原因は、以下の5つといわれています。

1.ストレス

急な環境の変化や親しい人との別れなどを経験して強いストレスを受けた場合には、年齢を問わず白髪が急に増えてしまうケースがあります。ストレスが原因の白髪は、同様にストレス性の円形脱毛症などと同じく、特定の部分に集中して生えてくる傾向があります。

ストレスは毛細血管を収縮させ、頭皮の血行が慢性的によくない状態に置かれるため、部分的に毛根の細胞が影響を受けて髪のメラニン色素を生み出せなくなるため、白髪になるといわれています。

2.遺伝

一般に、親が白髪になりやすいと、子供も若いうちから白髪になるといわれています。しかし、白髪に遺伝的な要因が関係するかどうかは、今のところまだはっきりとは解明が進んでいないのが現状です。

現時点では、生活習慣などの要因が親と子で共通することが多いため、親が白髪になりやすい生活をしていれば子供にも同じ条件が課せられ、白髪になりやすくなるのではないかと考えられています。

つまり、生活上の習慣を変えるなど効果的な対策がなされれば、早くから白髪が生えることを遅くしたり、予防したりできるとも考えられます。

3.激しいダイエットなどによる栄養不良

偏食やダイエットなどによる食事制限を続けていると、頭皮の健康に必要な栄養分もうまく供給されなくなり、白髪になりやすくなる可能性があります。髪や頭皮の健康に良いといわれるたんぱく質をはじめ、ヨードやチロシン、銅や亜鉛などのミネラル類を適正量摂るには、やはりバランスの良い食生活が不可欠です。偏食をせず、規則正しくさまざまなものを食べる生活に切り替えることで、白髪の予防につとめましょう。

4.喫煙習慣

20代以上の方であれば、喫煙の習慣があると早期に白髪になりやすいといわれています。白髪は毛根部分で細胞のはたらきが低下し、メラニン色素が作られなくなることで起こると分かっていますが、その大きな原因の一つが頭皮の血行不良です。

喫煙すると全身の毛細血管が収縮し、血行不良を招いてしまいます。頭皮に限らず、顔の肌ツヤなどにも影響を与えてしまいますから、白髪だけではなくあらゆる美容の面で喫煙は大敵といえるでしょう。髪や肌の美しさを保つためには、喫煙の習慣は早めに改めることが得策といえます。

白髪を抜くと増える原因になる?

「白髪は抜いてしまうと余計に増える」といわれます。若い方など、白髪を1本見つけて抜こうとすると「抜いたら増えるからダメ!」と親御さんに止められた経験のある方も多いかもしれませんね。

しかし本当に、白髪は抜くことでどんどん本数が増えていくかというと、実際にそのようなことはありません。この説には、医学的にも根拠はないとされています。また、1度白髪になった髪は抜いても同じ毛穴からはまた白髪が生える可能性が高くなります。

数本の白髪をたまに抜くぐらいであれば特に問題はないでしょうが、あまり多くの毛を1度に抜いてしまうと、その部分の頭皮や毛穴を無駄に傷つけてしまうことがあります。頭皮の皮膚疾患を招いては白髪どころではありませんから、気にして抜きすぎるよりは、染めるなどの対策を考えた方がよいかもしれません。

鼻毛やアンダーヘアが白髪になる原因は?

髪の毛と同様、鼻毛やアンダーヘアも白髪になりますし、鼻毛などは頭髪より早く白髪になる人もいるといわれます。しかし、これらの白髪は頭髪以上に人には相談しにくいお悩みになってしまうはず。

鼻毛やアンダーヘアの白髪は、どんな原因で増えてしまうのでしょうか。それらを以下にご紹介していきましょう。

1.鼻毛の白髪

人によってはある意味、頭髪の白髪以上に気になるのが鼻毛の白髪です。しかも厄介なことに、他の毛に比べると鼻毛は白髪になりやすく、早い時期から目立ってくる場合も多いのです。白髪になる原因は頭髪と同じで、毛穴の細胞のはたらきが弱ってメラニン色素が作られなくなるためです。しかし、鼻毛が生えている鼻の粘膜は頭皮以上にデリケートなため、白髪の原因となる血行不良の影響を受けやすいためではないかといわれています。

男性などの場合は白髪に限らず、鼻毛が目立つとすぐに抜いてしまう人も多いかもしれません。しかし、粘膜を傷めてしまうことにつながりますから、鼻毛を抜くことはできるだけ控えた方がよいでしょう。どうしても気になるなら、鼻毛専用のハサミや鼻毛カッターなどで目立たないようカットすることをおすすめします。

2.アンダーヘアの白髪

アンダーヘアに白髪を見つけると、たとえそれが1本だけだとしても、なんともいえずショックな気分になるという人も多くいるはずです。

アンダーヘアの白髪は気持ちの面でも嫌なものであるからか、生えてくれば病気のサインではないかという説も根強くささやかれています。その内容も、不妊症やがんなどショッキングなもの。しかし、これらの噂に根拠は全くありません。髪にできる白髪と同じく、白髪になったからといって、イコールすぐに病気と決めつける必要はないでしょう。数本見つけたくらいでは、問題視する必要はあまりないといえます。

ただ、やはり加齢などの主たる原因が思いあたらなければ、生活習慣やストレス・栄養不足、甲状腺や免疫性の疾患・薬剤などの副作用などが要因となっている可能性もあります。

アンダーヘアの白髪も鼻毛などと同じく、見つけるとすぐ抜いてしまいたくなるもの。でも、皮膚がとてもデリケートな部分ですから、むやみに抜くと毛嚢炎など皮膚のトラブルになりやすく、注意が必要です。自己処理する場合は一時的にカットして目立たなくさせるか、刺激成分を含まず肌にやさしい白髪染めを使って染めるなどしましょう。

クリニックなどで脱毛する方法もありますが、白くなった毛は光脱毛・レーザー脱毛では抜くことができません。ニードル脱毛といって、針を通じて毛穴に電流を流す方法で脱毛してもらいましょう。

白髪が生える場所によって原因は異なるの?

「白髪が生えてくる場所によって、身体の不調が分かる」とよくいわれます。同じ部分にだけ集中して白髪が生える場合などは「どこかが良くないのかな?」と心配になることもあるでしょう。

漢方の理論を参考にすると、内蔵のうち「胃」「肝臓「腎臓」の3つの臓器が髪との関係が深いとされています。

1.前髪に白髪が多い場合

前頭部は「胃」など消化器官との関係が深いとされています。前髪だけに白髪が多く気になる場合は、胃の不調や胃腸からくる吹き出物、口臭などのトラブルを抱えていることが多いとされます。

2.後頭部の白髪が多い場合

後頭部は「腎臓」に関係があるとされています。尿に関するトラブルをはじめ、冷え性や耳鳴り、腰・膝の不調や肌荒れなどと関連するとされます。漢方学では、腎臓は老化との関係が深く、肌や足腰などの調子にもかかわってくると考えられています。

3.側頭部に白髪が多い場合

側頭部は「肝臓」との関係が深いとされます。貧血や栄養不良、疲れなどに伴ってなんとなく元気が出ない状態や、精神面でのうつやヒステリックな状態、女性の月経に関するトラブルや更年期などにかかわってくるとされています。

これらを参考にすると、前髪に白髪が多ければ「食べ物や食生活に気を配り、お腹を冷やさないよう気をつけることを心がけよう」という考えに行き当たりますね。後頭部なら「運動不足を解消し、足腰が弱らないよう気をつけよう」となりますし、側頭部なら「イライラせずになるべくリラックスを心がけ、よく眠って疲れをしっかり取ろう」となるでしょう。

これらの例以外でも「ストレスが多いと生え際の白髪が増える」「耳の後ろに白髪が多いと聴覚に関する疾患の可能性がある」「眉毛の白髪が増えるのは疲れ目や顔の筋肉の凝りが蓄積している証拠」など、さまざまな解釈があります。聴覚の異常はさておき、ストレスや栄養不足はすべての体毛の白髪にかかわってくるといえそうです。やはり、規則正しく良く寝て良く食べ、心をおだやかに保つことが白髪予防の先決といえそうですね。

その他、白髪にまつわる諸説に根拠はあるの?

これまでご説明した以外にも、白髪の原因と言い伝えられている特定の食べ物や生活習慣や、白髪に関する言い伝えなどは多くあります。それらの説に根拠があるのかを、以下で順にみていきましょう。

1.コーヒーが白髪の原因に!?

「コーヒーの飲みすぎは白髪を増やす」という説があります。しかし、これにも科学的・医学的な根拠は特にありません。強いていうなら間接的な要因として、コーヒーには微量ながら白髪の原因になるとされる過酸化水素が含まれる場合があり、多くの量を継続的に摂取すれば体内に蓄積されて影響を及ぼす可能性があるという程度です。

1日につき3杯くらいまでの常識的な摂取量であれば、特に気にする必要はないと考えてよいでしょう。

2.白髪が多い人は薄毛になりにくい?

「白髪の人はハゲない」と、昔からよく言われます。しかし、この説にも科学的に根拠はなく、実際のところはたまたま白髪が多く薄毛になりにくい人の一例が誇張されたものといえるでしょう。白髪も薄毛も、起こる可能性には個人差があると考えられます。

また、日本では薄毛・白髪の両方をネガティブにとらえがちな習慣があるため、白髪になって気分が滅入ってしまった人が、なんとか白髪に対して前向きな考え方ができるように生み出した迷信ではないかともいわれています。

3.白髪染めをすると白髪が増える?

「白髪染めを使っていると白髪が増えてくる」といわれることもあります。この説は、実は全く根拠がないとはいえません。白髪染めなら何でも使うと白髪になるわけではありませんが、染毛料のなかでも、脱色作用のある過酸化水素を含むものは頭皮に刺激となるため、毛根の細胞のはたらきにも影響を及ぼすとされています。

つまり、脱色する成分を含んだ毛染めを使いすぎると白髪を増やす可能性がないともいえない、ということになります。白髪染めでも、脱色成分を含まず髪や頭皮にやさしいタイプの製品が増えていますから、これ以上白髪を増やしたくないとお考えであれば、それらトリートメントタイプの白髪染めを意識して使うようにするとよいでしょう。